こまつ座「人間合格」(兵庫県立芸文)

<8月8日> 時間に余裕をもって出かける。地下鉄東梅田から阪急までの1階連絡通路が空いていたので少し驚く。いつもなら超満員で向かってくる人を避けながら歩くのだが、余裕で真っすぐに歩ける。阪急電車も空いている感じがする。 西宮北口で下車しホールの途中にあるコンビニでコーヒーとサンドイッチを購入する。レジ袋は有料になっているので、外出時の袋と手拭きは必携である。そしていつものホール前にある広…

続きを読む

芝居観覧で感染防止対策

自粛解除後コンサートは一度出かけたが、音楽を楽しめる雰囲気ではなかったのでその後は出かけていない。今回は自粛解除後の初芝居観覧である。ホールでの拘束時間が長くなることとホールが小さいので、ホール内は不織布マスクをN95対応のマスクに取り換えて観覧するつもりである。その携帯のためのマスクケースになるものを探していたが、ようやく使えそうなものを見つけた。 不織布マスクの携帯は山歩きですでに使い…

続きを読む

6月7日びわ湖ホール「Girls & Boys」公演中止

また公演休止のメールが届いている。 2018年にロンドン、ロイヤルコート劇場で初演された一人芝居<Girls & Boys>。ニューヨークでも上演された話題作で<長澤まさみ>が演じる日本初演もの。新国立劇場で5月12日から31日まで公演された後、びわ湖ホールの公演になっていた。しかし、新国立劇場の5月10日までの休館延長の関係でこの公演も休止になった。<長澤まさみ>が変わってきていると感じてい…

続きを読む

「歌うシンデレラ」(芸文中ホール)

<12月29日> 15時からのジャズコンサートの前に、ピッコロ劇団のミュージカル(歌うとあるからそうかなと思っていた)「歌うシンデレラ」を観る。大人も子供もみんなが楽しめるファミリー劇場、と謳っていて子供連れの家族が多い。いや、ほぼ家族連れで一人でやってきた人は少数と思われる。 その割には子供たちの声が聞こえない。私は一人笑っていたつもりだが、聞こえる子供の声は泣き声だけである。大きな声…

続きを読む

「ドクター・ホフマンのサナトリウム」(兵庫県立芸文)

作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチで、ナイロン100℃の方も出演する。作家フランツ・カフカの「失踪者」「審判」「城」に続く4作目の長編小説の遺構が発見されたというアイデアから生まれた、誰も知らない「カフカの未発表長編」の舞台化。 舞台は動かない階段と移動できる階段の舞台セットとスクリーンに、上下左右のあらゆる方向から映像や照明で背景や情景を作っていく。その映像は今まで以上に進化している…

続きを読む

エイフマン・バレエ「アンナ・カレーニナ」(びわ湖ホール)

JRの昼得切符がなくなり、京都や大津方面はICOCAカードで正規料金で乗車していた。ところが、大津駅にある金券ショップで何気なく金額を見てみると、大阪・大津間の料金が片道100円ほど安くなるのを知る。 大阪・大津間の正規料金は970円で、新大阪だと840円になるので乗換距離はは少し遠くなるが新大阪からJRに乗車している。ところが金券ショップでは大阪・大津間で740円で購入できる。これから大…

続きを読む

<キネマと恋人>(台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)

<7月3日> 今日の舞台は西宮の芸文センターで、開演が18時30分なので23時前には帰れると思っていた。ところが休憩15分を入れて3時間30分の舞台で、今日も帰宅したのは23時を回ってしまった。 ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏は劇団<ナイロン100℃>の主催者で、今回の台本は映画の中の人物が現実の世界に飛び出してくるという設定になっている。そして、飛び出してきた役者さんのファンだった…

続きを読む

錢家本舗で落語と無声映画

<6月30日> 朗読教室の会長から、FAXで無声映画上映会の案内をもらった。会場を調べてみると丁度お昼に落語会もやっていたので、1日落語と無声映画を楽しんできた。 落語は14時開演で丁度前線が活発になった時刻で、風が強く土砂降りだったので会場に着いた頃にはズボンの下の方はビシャビシャになっていた。落語は米朝一門の会で、トリは桂米團治が務めた。桂文我の落語会は出かけたことはあるが、米朝…

続きを読む

熱海五郎一座(新橋演舞場)

<6月18日> 最近四郎さんが参加していないのが残念だが、本当にバカな舞台は素直に笑える。しかし、舞台の終わりごろには飽きてくることが多い。 2度目のカーテンコールで一座の主要メンバーが一人ずつ挨拶をする。一人3分にしても15分になる挨拶である。その時間を感じさせない面白さがある。よく表現されるのは老いである。新橋では第6弾だが、公演は16年になるようである。演じる側も観る側も一緒に…

続きを読む

講談道場発表会 第66回

朗読教室の友の会会長の講談発表会である。雨が降っていたが北区の区役所に出向く。15分前に入場したが、受付に道場長の旭堂南鱗さんが座っていた。 挨拶なしで帰るつもりで前方席に座り、「来たよー」のアピール効果を狙う。演者が少なくなって、道場に入門している演者が女性3人、以前トリも務めていた男性がゲストとしてトリに登場する。すでに退会されたのかもしれないが、演者があまりにも少ないので呼び出された…

続きを読む

「母と暮らす」 原案<井上ひさし>

<12月11日> 井上ひさしが晩年に構想していた、「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」で、『父と暮せば』『木の上の軍隊』に続く最後の1作。井上ひさしによる原案をもとに畑澤聖悟が脚本を手掛け二人芝居として舞台化。映画版で監督・脚本を担当した山田洋次が監修を務めた。 舞台は原爆投下の悲劇とともに、戦後被爆した人達への一般人による差別も2人芝居で描き出している。…

続きを読む

「修道女たち」 作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ

<11月23日 兵庫県立芸文センター> 「ナイロン100℃」を主宰する脚本家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏は、秋の褒章<芸術文化>で紫綬褒章を受章している。本名 小林一三と新聞に掲載されていた。 冷蔵庫に食べるものがなくなったので、三輪車で近くのスーパーへ買い出しに出かけた。その途中、昨日の芝居をどのような表現で書けばいいのか考えていた。本人が脚本を読んでから芝居を観る方法もあ…

続きを読む

「布団と達磨」作・演出 岩松了

先日岩松了作・演出の「市ヶ尾の坂」の舞台を見て、退屈でしかたがなかった。岩松了作・演出の舞台が初めてだったので、1989年と古い話だが岸田國士戯曲賞を受賞した「布団と達磨」をピッコロ劇団の舞台で観てきた。 「布団と達磨」より格段に面白かった。ピッコロ劇団の本拠ピッコロシアターの舞台だったので、劇団のサポートの方が多いのかお年寄りの方も目立った。ピッコロサポートクラブの機関誌がチラシと一緒に…

続きを読む

講談道場発表会第65回

中入り後に道場長の話があり、講談道場は昭和50年にスタートしているらしい。今の道場長旭堂南鱗は、講談道場がスタートした翌年にプロになったそうで、話のついでに入門者も勧誘していた。それは今回の発表者が4人と、少なくなっているからだろう。 道場に通う方に高齢者の方がいてそのお二人と、外国人の方が今回発表していない。今回の発表者も朗読教室の会長をはじめ、皆さん若いとはいえない。そのお弟子さんの話…

続きを読む

Johnson & Jackson 「ニューレッスン」(ABCホール)

<7月6日> 松竹座で歌舞伎を観た後、映画で時間を過ごすつもりだったが上手く時間が合わず、梅田のジュンク堂本店で2時間程を過ごす。 まだ雨は降り続いていて、このジュンク堂も「大雨のため6時に閉店します。・・・」と、書店内に何度もマイク放送が流れてくる。JR路線は運転休止をしている箇所が多く、正常に運転されている阪神電車で福島にあるABCホールに向かったが、阪神電車も須磨で折り返し運転にな…

続きを読む

七月歌舞伎 白鴎・幸四郎襲名披露(大阪松竹座)

<7月6日> 雨が降り続き、数十年に一度という気象庁の大雨特別警報で各地で緊急避難指示が出される中、午前中は白鴎、幸四郎襲名披露がある七月の歌舞伎を観る。 かけ声が出る大向こうの席に座っていたら、係員が来て「1階の席に移りませんか?」と声かけがあった。理由は停滞する梅雨前線の影響で交通機関が乱れ予定の団体客が入らなかったようで、目立ちすぎる1階の空席を埋めるためのようだ。席は花道左サイド…

続きを読む

「夢の裂け目」(兵庫県立芸文)

井上ひさしの舞台で、新国立劇場へ書き下ろした3部作の一つ。舞台終了後、1階の観劇者が続々と2階に上がってくる。舞台挨拶でもあるのかなと、タバコを一服すって戻ると舞台のセットの片付け中だった。 今日のチラシに織り込まれていたのだが、「舞台撤去見学会」ということだった。新国立劇場のスタッフがマイクを持って説明してくれていた。 はて? と思ってチラシを見ると、今日が千秋楽だったのだ。滅多に目にで…

続きを読む

白石加代子「怪談牡丹灯籠」アンコール(兵庫県立芸文)

<6月22日> アンコール2弾は第80話の<三遊亭圓朝「怪談牡丹灯籠」>で、本当は1週間ほどかけて演じられるだしものらしい。「百物語」でも前半後半に分けて演じられる。 面白かった。中ホール2階の最後方で陣取ったためか、白石加代子さんが若々しくなったように感じられる。泣きはしなかったが、笑って、ゾッとするお話でした。舞台の暗転がないので演じながら舞台設定が変わり、黒子さんの活躍も目だってい…

続きを読む

「市ヶ尾の坂」(シアター・ドラマシティー)

<6月9日> 福島の公演を終え皆さん前日に大阪入りして、お好み焼きやたこ焼きなど粉ものを食べたと、終演後に舞台挨拶があった。 副題の「伝説の虹の三兄弟」と岩松了の作・演出の舞台というのに興味を持った。岩松了の作・演出の舞台を観るのも初めてなのだ。ホールはほぼ満席で、音楽コンサートと違って若い方が多い。 そして舞台は始まったのだが、困ったのは退屈さだった。目を瞑って声だけを聞いていても、…

続きを読む

「百年の秘密」ナイロン100℃

5月3日兵庫芸術文化センターで観てきた。朝日新聞にケラリーノさんが、文庫本で1620円で販売されているので読んでから観るのもいいですよ・・・、的なことが書かれていたのでその文庫本を購入した。 戯曲としてト書きや台詞を読んでも、その情景がスンナリと頭の中にイメージできるものではないので、結末が分かっていても知らないで観ているのと同じだった。しかし舞台の流れがすごく分かりやすかった。笑いが漏れ…

続きを読む

手掛かりが、文庫本で1600円

たまたま観たお芝居にナイロン100℃の女優が出ていた。それが切っ掛けでナイロン100℃のお芝居を観るようになった。 5月に「100年の秘密」のお芝居も観るのだが、新聞に主催者のケラリーノ・サンドロヴィッチの記事が掲載された。その中に事前に台本を読んでお芝居を観るといっそう楽しいものになる、とそんな意味のことが書かれていた。なら一度台本を読んでみようと思ってジュンク堂で本を探してみた。記憶に…

続きを読む

「赤道の下のマクベス」作・演出 鄭 義信

一昨年、鄭義信の三部作「焼肉ドラゴン」「パーマ屋スミレ」「たとえば野に咲く花のように」を観た。今回の作品は戦争中に日本に協力(強制もある)したために、B、C級戦犯として死刑宣告された朝鮮人の物語。 作品は「焼肉ドラゴン」は1970年代、「パーマ屋スミレ」は1960年代、「たとえば野に咲く花のように」は1950年代を描き、日本に協力したために日本人でも朝鮮人でもない不遇な境遇に置かれている朝…

続きを読む

「シャンハイムーン」(兵庫芸文)

<3月14日> スキー出発の前日で、18時30分から開演で遅くなるとは思っていなかった。終わってみれば4時間ほどのお芝居で、自宅にたどり着いたのは0時前である。 お芝居は昭和9年8月弾圧の風が吹き荒れるなか、蒋介石の国民党政府から魯迅に逮捕令が出される、舞台は租界地の魯迅をかくまう本屋さん。魯迅は医者嫌いで歯も体も病気の巣窟になっていて、それを4人の日本人が救おうとする。舞台の設定はこの…

続きを読む

「マルーンの長いみち」~小林一三物語~

<2月23日> 朝にハチ北の宿にあるスキー道具の宅配準備を終え帰路につく。そして出かけたのは兵庫芸文のお芝居「マルーンの長いみち」で、伝記を読むことなく小林一三氏の歩んだ道を垣間見てきた。 まず舞台のセットの上に、木を組んだ吊りものがある。時々照明が当たり、場面構成の中でなにかの雰囲気を醸し出すのだが、はきりとした意図は分からない。一体何なんだろうか?  舞台は一三氏の借家に、三井銀行…

続きを読む

「かがみのかなたはたなかのなかに」(兵庫県立芸文)

<1月11日> 30分前の開場に合わせてホールに入る。タバコを吸いながら今までのパンフレットを読んでみる。というのは、よく分からないお芝居だからだ。 出演者は4人で、作・演出の長塚圭史も舞台に立つ。鏡の外と内ということで、外の人「たなか」と「こいけ」は、逆さまになって内の人は「かなた」と「けいこ」になる。内の人は、外の人の動きを鏡に映る外の人の動きを演じる。話す言葉もフレーズで逆さまの言…

続きを読む

初春文楽で初涙

1月3日が初日の文楽劇場、朝の部のチケットが完売だったが、夜の部に空席があったのでNETで予約して出かけた。今年は六代目竹本織太夫の襲名披露、初日の鏡開きが午前の部にあるためだろうか・・・。今年の「戌 戌」の揮毫は東大寺別当○○氏で、緞帳の上の「にらみ鯛」に挟まれ飾られていた。 華やかな着物姿はいつの頃からか見なくなったが、正月3日の今日は着物姿の女性は多かった。それとは別に、今ま…

続きを読む

「ちょっと、まってください」(兵庫芸文)

チラシの図案に引かれ、劇団ナイロン100℃の公演ということで出かけた。先日の「ロマン派症候群」で劇団ナイロン100℃の松永玲子氏が出ていたので、劇団ナイロン100℃の公演を見たくなったのだ。 「ちょっと、まってください」の出演名簿の協力欄に「大人計画」の名前が載っているし、主宰のケラリーノ・サンドラヴィッチの来場者挨拶文にも本来は「ナンセンス・コメディ」で公演されてきたらしい。ただ今回は初…

続きを読む

「笑った分だけ、怖くなる vol.2」(兵庫芸文)

白石加代子女優50周年記念とサブタイトルがある。ちなみに終演後の舞台挨拶では、共演している佐野史郎氏は今年42周年とのこと。 100物語を終えた後、2015年5月に初めて共演して今回が2度目となる。お芝居は進化してるようで、さらに面白くなったような気がする。お芝居といったが、本当は朗読なのかな・・・。 最初の「乗越駅の刑罰」は本当に怖かった。芝居が終わって暗転になったのだが、明るくな…

続きを読む

「円生と志ん生」 こまつ座119回公演

こまつ座の出し物だったので覗いてみる。満州のまだ日本が勢いを持っていた頃から、戦後悲惨な思いで引き揚げる庶民を描きながら、反戦やカトリックの神を描いている。 お芝居は淡々と進んでいくが、第2幕の修道院の場面で一気に盛り上がる。笑ってしまうのだが、神を描く井上ひさしの真骨頂である。激戦地の兵隊さんの引き揚げだけでなく、北海道の択捉、中国大陸の満州から引き揚げる庶民の悲惨さは忘れてはならない。…

続きを読む

「ロマン派症候群」(びわ湖ホール)

この3連休は台風接近と直撃(予想)で荒れ模様のようだが、3連休とも舞台やコンサートで埋めてしまった。初日の今日は雨で、傘をさしてびわ湖ホールに向かう。 お芝居に生演奏、映画音楽を映写しながら生演奏と、色々な演奏会が増えてきた。今回も難しいことは考えず、ヴァイオリンの川久保賜紀が出演するということで、チョット覗いてみるか、の雰囲気で1週間前に予約した。芝居はロマン派を代表する2人の大作曲家、…

続きを読む